三重津海軍所跡 佐賀市の世界文化遺産
今回、明治日本の産業革命遺産として登録されたのは23
佐賀県の登録施設としては「三重津海軍所跡」があります。
他県の登録施設に行って思ったのはまだ、観光本には掲載されていないこと。
さらに佐賀県の知り合いに聞いたら「知らない」ときたもんだ(笑)。
そんな面白い世界遺産なら行ってみたいと思いましたね。
ナビにも出てないので「佐野常民記念館」で検索して行ってきましたよ。
この施設です。

まず、最上階の3階で展示物を見るのがお勧め。
位置関係は有明海を望む早津江川の河口付近になります。

地形上の特徴で干満の差が約6メートルもありそれを生かした大型蒸気船(軍艦建造用)のドックをいち早く
作ったところがメインでしょうか。

満潮時に大型船をドックに入れ込み、干潮時に水路を閉じてしまえばドックに早変わりですもんね。
発掘によりドックの状況が明らかになってます。


実物大は思ったよりも大きいですよ。

ちなみに近代のドックはこんな感じです。

150年も前に木造ですでにあったというから驚きですよね。
2階では三重津ウォーカーと呼ばれるバーチャルスコープを首にかけて現地に行きます。

元軍事施設だったからでしょうか。
今はなんもないところです。
指定された場所に近づくとイヤホンからナレーションの声が・・

スコープを覗くと目の前に当時の三重津海軍所が広がります。
5つのポイントを回ります。

360度のバーチャル空間が広がりますが
現実は何もないところです。
歴史的な価値を史実に基づいて紐をときますと
安政2(1855)年に幕府が長崎海軍伝習所を開設すると、佐賀藩は多くの藩士を派遣して航海や造船の知識・
技術を学ばせました。安政5(1858)年、佐賀藩は長崎海軍伝習所で学んだことを藩内に広めるため、御船屋
があった三重津に御船手稽古所(おふなてけいこしょ)を設けました。ここが三重津海軍所の始まりです。
船の操縦や射撃等の訓練を行うほか、船を修理したりつくったりする機能を次第に整備し、今の早津江川西側の
河川敷に約600mにわたり広がっていました。慶応元(1865)年に日本初の実用蒸気船となる「凌風丸(りょうふうまる)」
をここで完成させました。
となります。
最後に一階にある3次元ムービーにて実際に蒸気船に乗り込み
出航までの体験ができます。

まだ、佐賀県民もあまり知らない世界遺産
行ってみる価値ありですね。
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テーマ : 歴史・文化にふれる旅
ジャンル : 旅行
コメントの投稿
No title
こんにちはー。
今月もよろしくお願いします。
熱いですが元気に応援です。
スゲーところですねー!
今月もよろしくお願いします。
熱いですが元気に応援です。
スゲーところですねー!
Re: No title
重箱石さんこんにちは
なにもないけどほんとスゲーお金かかっているところでした。